2015/08/04

Live @ 月見ル君想フ Tokyo / Part Ⅱ

Part Ⅱ
Solo
DUO
Shin'ichi Isohata磯端伸一 


青山 月見ル君想フ MOON ROMANTIC Tokyo





I played with Otomo Yoshihide, 
it was very fantastic and mysterious performance.
We have studied under Masayuki Takayanagi 
who is great Japanese jazz guitarist or 
free improvisation player or noise artist. 
第二部は大友良英さんとの2年ぶりのデュオが実現しました。


かつて大友さんも私も、偉大なジャズ・ギタリストであり
フリーインプロヴァイザーでありノイズミュージシャンである高柳昌行さんという
孤高の音楽家の門下生でした。

今日8月4日の、ほとんどジャスト30年前の1985年8月1日に、
私は高柳さんの初めてのレッスンを受けます。
大友さんは既に高柳さんの絶大な信頼を得る番頭がしらのような存在でした。
このレッスン初日の8月1日はなんと大友さんの誕生日でもありました。
それから少し後の8月12日、御巣鷹山で悲しい日航機事故が起こりました。
この時の報道は今も鮮烈に脳裏に焼き付いています。
そしてその20年後の2005年に、事故を題材にしたドラマ「クライマーズ・ハイ」
の音楽を大友さんが担当されています。
様々な偶然が交差しながら30年後の今、大友さんと私が共演を果たすという…
人生は本当に予測不可能です。

Otomo used vintage Gibson ES-175 which was owned by Takayanagi. 
It sounded with very wonderful sonority. 
I have listened to the performance of Otomo with his powerful picking 
and dynamism, and I felt even illusion as if Takayanagi is 
playing next to me. But they were undeniably Otomo's music and sounds. 
大友さんはこの夜、高柳さんがかつて使用されていたヴィンテージの
ギブソンES-175を持ってきてくれました。
少し触らせてもらいましたが言い知れぬ感動で胸がいっぱいになりました。
ステージの最初、大友さんにはソロを弾いていただきましたが、
大友さんが弾く力強いピッキングやダイナミズム、そのサウンドはまさに高柳さん! というもので、
まるで高柳さんが私の横で弾いているような錯覚を覚える瞬間も多々ありましたした。
しかしそれは楽器そのものの音色の特性だけではなく、
大友さんのピッキングや演奏フォームに拠るところが要になっています。
大友さんのフルアコサウンドはよく知っているつもりでしたが、
何故かこの夜はこれほどまでに高柳さんのエッセンスを習得保持されていたということに
更ながら驚いてしまいました。このギターが大友さんの元に行ったことは正解かつ必然に感じます。
しかし実際に出るのは紛れもなく大友さん独自のサウンドであり音楽でした。
時おり「Ghost」が現れるのかも…。

Otomo is familiar to all music. He played the noise music, 
and also creates great compositions for movie or TV drama. 
and even play jazz or samba. 
On this night, I wanted to play "jazz" with him, 
and he readity consented with my request. 
We played jazz standard "You don't know what love is", 
"Misty", and the classics of free jazz "Lonely Woman" (O. Coleman), 
"Gohst" (A. Ayler).
大友さんはあらゆる音楽に精通しています。激しくノイズを掻き立て、
そして素敵な映画やTVドラマの音楽も創ります。
サンバもジャズも演奏します。この夜、私は個人的な想いにより、
高柳教室に入って30年の歳月を経た記念すべきこの機会に、
どうしても大友さんとジャズを演奏したかったのです。
大友さんはそんな私の提案を快く受け入れてくれました。
私達はジャズ・スタンダード曲の「Misty」「You don't know what love is」、
そしてフリージャズの名曲であるAlbert Aylerの「Gohst」と
Ornet Colemanの「Lonely Woman」を弾きました。

He played his own "jazz" while maintaining the essence of Takayanagi. It was very beautiful and mysterious, and a energetic music. And I have found my musical image for the future in our free improvisation that was played at the end of the concert. It might be essential something neither abstract nor tonality.
大友さんは高柳エッセンスを保ちつつ自身の「ジャズ」を演奏されました。それは私には決して真似のできない非常にミステリアスで美しいライン、そしてエネルギッシュな音楽でした。ニューヨークのメインストリームで本場のジャズを聴き続けてこられた植山さん(映画のプロデューサーのお一人)が、私達の風変りな"Misty"をとても気に入ってくださったことは本当に嬉しく光栄なことです。そして、最後に演奏したフリーインプロヴィゼーションの中に私は新たな自分の音楽の展望を見出しました。それは調性でもなく抽象でもない本質的な何かかもしれません。

I really love very much to play with Otomo 
by guitar duo because his guitar sound is always 
so beautiful and his musical sense is so amazing. 
And he has very very warm and great humanity as everybody knows. 
I wish to play again together in near future 
although now he became too famous in the world and too busy.
ともあれ、このギターデュオがいつも非常に楽しく気持ちが良いのは、
高柳さんという共通のファクターを通した間柄ということだけではなく、
大友さんが吸収して培ってこられた音楽表現そのものに
私が魅了され触発され血が踊らされるからでしょう。
今やあまりにも大きく超多忙になってしまわれた大友さんですが、
近い将来、きっとまた共演できることを願ってやみません。

I appreciate deeply to Mr.Otomo that spent his precious time 
for this concert despite so busy.
大友さん、貴重な時間を共に過ごしていただきありがとうございました。 


















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